「ちゃんとやってほしい」
「せっかくならできるようになってほしい」
そう思うほど、ついできていないところが気になったり、「早くやりなさい!」と言ってしまったりすることもありますよね。
家庭学習では、何を勉強するかと同じくらい、親の声かけや関わり方も大切です。
完璧を目指さず、「できていること」に目を向けていきましょう。
① 結果ではなく「行動」を具体的に認める
「100点取れてすごい!」
「全部できてえらい!」
という結果だけではなく、そこまでの行動や頑張った過程にも目を向けてみましょう。
そしてポイントは、できるだけ具体的に伝えることです。
たとえば、
「今日も10分取り組めたね」
「今日は言われる前に始められたね」
「分からなくても最後まで考えていたね」
「昨日よりスムーズに読めたね」
「難しいところも自分でもう一回やってみたね」
など。
「えらい!」「すごい!」ももちろん悪い言葉ではありません。
ただ、毎回それだけを繰り返していると、だんだん子どもに響きにくくなることもあります。
「何がよかったのか」をそのまま言葉にするだけでも、十分な声かけになります。
無理に褒めようとしなくても、
「今日は自分から始めたね」
「昨日より3つ多く読めたね」
と、できたことを事実として伝えるのもおすすめです。
② 「やりなさい!」より、最初は一緒にやってみる
「勉強しなさい!」と声をかけるだけでは、なかなかお子さんが動けないこともあります。
最初は、
「一緒にやってみようか」
「お母さんも隣で本を読むね」
など、親も一緒に始めてみるのがおすすめです。
ずっと付きっきりになる必要はありません。
子どもは意外と親の姿をよく見ています。
親が本を読む、勉強する、新しいことに挑戦する。
そんな姿を見せることも、「学ぶって楽しいことなんだ」と感じるきっかけになります。
③ 完璧を求めすぎない
毎日できなかった。
昨日できたことを間違えた。
思ったより覚えていなかった。
そんな日があっても大丈夫です。
家庭学習は、毎日100点を目指すものではありません。
「今日は5分できた」
「ここまでは読めた」
など、小さな前進にも目を向けていきましょう。
④ 間違いを正しすぎない
間違えているのを見ると、つい、
「違うよ!」
「さっきもやったでしょ」
とすぐに直したくなります。
でも、間違えるたびに指摘されると、「間違えたくない」「もうやりたくない」につながってしまうこともあります。
すべての間違いをその場で直そうとせず、
「ここまでは自分で読めたね」
「この音は覚えていたね」
と、できているところにも目を向けてみましょう。
⑤ 「できていない」より「できている」を見る
毎日一緒にいると、できていないところのほうが目につきやすいものです。
そんなときは、少し前のお子さんと比べてみてください。
「自分から始める日が増えた」
「前より読める単語が増えた」
「10分取り組めるようになった」
など、小さな成長があるはずです。
他の子ではなく、その子自身の少し前と比べるのがおすすめです。
こんな声かけがおすすめ
×「すごい!すごい!」だけ
×「ちゃんとやりなさい!」
×「そこ違うよ!」
ではなく、
「今日は自分から始められたね」
「昨日よりスムーズに読めたね」
「難しかったけど最後までやってみたね」
「ここは一人でできたね」
など、具体的な行動や変化を言葉にして伝えてみましょう。
POINT
子どもを褒めようと思うと、つい「すごい!」「えらい!」を言わなきゃと思ってしまいます。
でも大切なのは、たくさん褒めることではなく、「ちゃんと見ているよ」と伝わること。
結果だけではなく、
「何を頑張ったのか」「何ができるようになったのか」を具体的に伝える。
それだけでも、子どもの「またやってみよう」につながっていきます。
