親が子どもの英語学習をどのようにサポートすればいいですか？
お子さんの興味やレベルに合わせて英語の環境を整えること、そしてお子さんと一緒に親御さん自身が英語を楽しむことが大切です。具体的なサポートは、読み聞かせ、語りかけ、歌、遊びの4つをやっていくと効果的です。英語が苦手だった受講生のママさんもできましたし、そんなに難しくないので、ぜひできるところから始めてみてくださいね。
1. 英語の絵本で読み聞かせ
読み聞かせは、週１の英語教室や学校だけでは足りないインプットを補うために非常に重要です。英語の絵本を使った読み聞かせは、音と文字をつなげる助けになります。絵本はイメージが入っているので、子どもたちは音と文字を結びつけやすくなります。単語の暗記や文法の勉強とは違い、ストーリー使うことで、気づいたら語彙力やフレーズが身につき、英語が好きになります。
さらに、読み聞かせを通じて親子の対話が生まれます。これが英会話や思考力の練習にもなります。1ページに1単語や1文くらいの、全部で数ページの簡単な本から始めるとやりやすいです。寝る前や朝起きたあとなど、何かすでにある習慣と組み合わせると習慣化しやすくおすすめです。
2. 日常英語フレーズの語りかけ
家庭内で日常生活の中に英語のフレーズを取り入れることも効果的です。例えば、朝の挨拶を「おはよう」から「Good morning!」に変えたり、食事の前に「Let’s eat!」と言ったりすることで、子どもは自然に英語に触れることができます。親御さんが日常的に使うことにより、英語への抵抗感が減り、どのように使うのかも自然にお子さんは理解していきます。
従来の英語教育では、「This is a pen.」のようなフレーズを覚えても、実際に使う場面が少なかったため、テストでは点になっても使える英語力は身につきづらかったのです。しかし、日常の具体的な場面で英語を使うことで、子どもたちは言葉の使い方を覚えていきます。ぜひ簡単なところから語りかけをしてみてください。
3. 英語の歌を歌う
子どもたちは歌を通じて言葉を学ぶのが大好きです。私も教師時代に授業の最初に英語の歌を取り入れていました。私自身が英語を好きになったきっかけが、学校で先生が教えてくれた英語の歌だったからです。子どもたちは耳が良いので、授業で教えたときも、すぐに覚えて休み時間にも歌っていました。
特におすすめなのは、マザーグースです。マザーグースは英語圏の伝承歌で、リズムやフレーズ、語彙が自然と身につきます。短くて親しみやすい曲が多く、日本語でもよく聞くものもあります。マザーグースを通じて、楽しく英語のリズムや発音を学びましょう。
4. 英語で遊ぶ
英語を遊びの中に取り入れることも重要です。例えば、かるたや宝探しゲームなどで英語を使う機会を作ることで、聞く力と話す力が自然と身につきます。遊びながら英語を学ぶことで、英語の勉強だと感じさせないのがポイントです。
私の受講生さんの中には、小学2年生のお子さんと年長さんのお子さんがいて、「Let’s play Hide and Seek!」と言いながらかくれんぼを楽しんでいます。また、シーソーで「One, two, three…」と数えたりすることで、数や動作に関連した英語を楽しく学んでいます。
日々のちょっとした英語遊びが、英語へのハードルを下げ、「英語って楽しい！」という感覚を養います。英語は音楽や体育のように、使って身につけるものです。遊びながら学ぶことを大切にして、親子で英語を楽しんでください。
これらの方法を通じて、親御さんが積極的に家庭で英語を取り入れることで、子どもたちは自然に英語を学び、楽しむことができます。ぜひ、できるところから始めてみてくださいね。
