親が発音に自信がないのですが、読み聞かせしても大丈夫ですか?
多くの親御さんが「自分の発音が子どもに悪影響を与えるのではないか」と不安に感じています。私自身もかつては発音に自信がなく、どうすれば良いか悩んだ経験があります。従来の学校教育では、発音の仕方を習うことはあまりありませんでした。親御さんが発音の仕方に不安を感じるのは当然です。しかし、子どもは親の言葉を真似しますから、音声を聞きながらお子さんと一緒に英語を学んでいくことが必要です。重要なのは、親御さんが楽しみながら子どもと一緒に英語を学んでいく姿勢です。結論から言うと、ネイティブ音声を活用しながら、読み聞かせしていきましょう。
1. 親の声が大切な理由
人間は身近な大人から言葉を学びます。日本語を覚えたときと同じように、英語も親の声から学ぶことができます。発音が完璧でなくても、親が英語を話す姿を見せることで、子どもは自然と英語に親しみを持ち、学びの意欲を高めることができます。
2. 発音を向上させるための方法
2-1. ネイティブ音声を使いながら読み聞かせする
ネイティブ音声を聞き、それを真似ることで発音を上達させることができます。音声付きの絵本を利用することが効果的です。
2-2. 自分の声を録音して添削してもらう
私も講座で受講生の読み聞かせ添削をしています。発音を向上させるには、添削が一番の近道です。自分の発音を録音し、フィードバックをもらうことで、どこを改善すべきかが明確になります。これにより、読み聞かせの発音もよくなりますし、お子さんを惹きつける読み聞かせの仕方ができるようになります。
2-3. AIを活用する
スマートフォンのSiriやGoogle Assistantに英語で話しかけ、自分の発音がどれだけ正確か確認する方法もあります。これにより、発音の改善点を具体的に知ることができます。
2-4. フォニックスを知る
フォニックスという、英語の音の仕組みを知ることが正しい発音を知る近道になります。フォニックスは英語圏の子どもも学びます。フォニックスを使って、音と文字の関係を理解することが発音の基礎を固める鍵です。フォニックスはYouTubeにも歌がありますし、a~zまで書いたカルタを使って音に慣れながら、文字を組み合わせて単語を作ることで楽しく学べます。
3. 発音の練習を続けるメリット
発音が向上することで、親自身の英語に対する自信も高まり、子どもに対する読み聞かせもより楽しくなります。実際、発音添削を受けた7歳ママの親御さんは、「発音が向上することで英語に対する抵抗感がなくなり、自信を持って子どもに英語の読み聞かせをできるようになった。」と話しています。
発音が完璧でなくても、親御さんが楽しんで英語に取り組む姿を見せることで、お子さんも英語学習を楽しく感じ、続けたいと思うようになります。親御さんの声で英語を話すことで、アウトプットを促すきっかけにもなりますよ。ぜひ、親御さんの声でお子さんに読み聞かせをしてあげてくださいね。