小学生の英語が読めないのはなぜ?フォニックス42音→応用→多読で分かる「自力読み」の正しい順番
小学生の英語学習で、
「フォニックスをやっているのに、英語が読めない」
そんな悩みを感じていませんか?
アルファベットの音は分かる。
フォニックスも一通り学んだ。
英会話やおうち英語も続けてきた。
それなのに
英語の本を自分で読まない。
初めて見る単語で止まってしまう。
ローマ字読みのような読み方になる。
「このまま中学英語、大丈夫なのかな…」
そんな不安から、この記事にたどり着いた方も多いと思います。
実は、
フォニックスをやっているのに英語が読めない小学生は、とても多いです。
そして、その原因の多くは
才能や努力不足ではありません。
ポイントは、
英語が読めるようになるまでの「順番」。
フォニックスは、英語を読むための大切な土台です。
ですが、土台を作っただけでは
すぐに「自力読み」にはつながりません。
順番を少し間違えるだけで、
「やっているのに読めない」
という状態が起きてしまうのです。
この記事では、
フォニックス42音 → 応用 → 多読
という視点から、
- なぜ読めないまま止まってしまうのか
- 英語が自力で読めるようになる正しいロードマップ
- 今、どこでつまずいている可能性が高いのか
を、できるだけ分かりやすく整理してお伝えします。
読み終えたときには、
「うちの子は今、何をすればいいのか」
がはっきり見えるはずです。
①結論|小学生が英語を読めない原因は「順番」にあった

結論からお伝えします。
小学生が英語を読めない原因の多くは、
フォニックス不足でも、努力不足でもありません。
原因は、
英語が読めるようになるまでの「順番」がズレていることです。
実は、英語の自力読みは
やみくもに練習して身につくものではありません。
日本語とは違い、
英語には 「読むための仕組み」 があり、
その仕組みには 通るべき順番 があります。
② 英語が自力で読めるようになる正しい3ステップ

英語の自力読みは、
大きく分けて次の3段階で育ちます。
- フォニックス基礎(42音)
- 応用(同音異綴り・ひっかけ単語)
- 多読(意味理解)
この順番を飛ばしたり、
②を知らないまま③に進んでしまうと、
- フォニックスはやっているのに読めない
- 初見単語が読めない
- 英語の本を避ける
という状態が起こりやすくなります。
「フォニックス=読める」ではない理由
よくある誤解が、
「フォニックスをやれば英語は読めるようになる」
という考え方です。
フォニックスは確かに重要です。
ですが、フォニックスは
英語を読むための“入口” にすぎません。
42音を学んだだけでは、
- 同じ音でも違うつづり
- ルール通りに読めない単語
には対応できません。
この部分を整理しないまま多読に進むと、
子どもは毎回つまずき、
「英語は難しい」「自分は読めない」
と感じてしまいます。
読めないのは「能力」ではなく「設計」の問題
ここで強調したいのは、
読めない=その子の能力が低い
ということではない、という点です。
必要なステップを
正しい順番で通っていなければ、
誰でも読めません。
逆に言えば、
- 今どこで止まっているかを知り
- その段階に合った取り組みをすれば
英語は、
自分の力で読めるようになる言語です。
次の章では、
まず ❶フォニックス基礎(42音) が
なぜ重要なのか、
そして どこまでできていれば次に進んでいいのか
を具体的にお話しします。
③ ステップ❶フォニックス基礎|「42音」が自力読みの土台になる理由

英語の自力読みの最初のステップは、
フォニックス基礎(42音)です。
これは、
アルファベットの名前を覚えることでも、
A=エー、B=ビーと読むことでもありません。
英語の文字と音を、正しく結びつける力を育てる段階です。
フォニックス基礎で身につけたいこと
この段階でのゴールは、とてもシンプルです。
- 文字を見たときに
- 日本語に置き換えず
- 音としてパッと出てくる
こと。
たとえば、
- a → エァ
- b → ブッ
- c → クッ
といったように、
「文字=音」が自然につながっている状態です。
これができていないと、
どんなに単語を覚えても、
初めて見る単語は読めません。
なぜ「42音」なのか
英語には、
アルファベット26文字だけでは表せない音がたくさんあります。
- sh
- ch
- th
- ai
- ee
など、
2文字で1つの音になるものが多く存在します。
ジョリーフォニックスでは、
こうした英語の基本となる音を
42音として整理し、
順番に学んでいきます。
この42音を知っているかどうかで、
- 単語を音に分解できるか
- 音をつなげて読めるか
が大きく変わってきます。
42音が「できている」と言える目安
ここでよくある質問が、
「42音はどこまでできていればいいの?」
というものです。
目安は、次の3つです。
- 文字を見て、音がすぐに出る
- 1音ずつ区切って読もうとする
- 知らない単語でも、音から考えようとする
完璧に言えなくても構いません。
大切なのは、
丸暗記ではなく、音で読もうとしているかです。
よくあるつまずき①|ローマ字読みになる
フォニックス基礎が不十分な場合、
よく見られるのがローマ字読みです。
たとえば cat を
「カット」
のように、日本語寄りで読んでしまう。
これは癖ではなく、
音の土台がまだ安定していないサインです。
よくあるつまずき②|知っている単語しか読めない
もう一つ多いのが、
- 覚えた単語は読める
- でも初見単語は読めない
という状態。
これは、
単語を形や記憶で覚えているだけで、
音として処理できていない可能性があります。
フォニックス基礎は「急がない」が正解
このステップは、
早く終わらせることが目的ではありません。
- 何度も音に触れる
- 音をまねする
- 音と文字を結びつける
この積み重ねが、
後の②応用、③多読を
ぐっと楽にしてくれます。
次の章では、
フォニックス基礎があっても
なぜ読めない子が出てくるのか。
多くの家庭で見落とされがちな
ステップ❷ 応用(同音異綴り・ひっかけ単語)
について詳しくお話しします。
④ ステップ❷ 応用|(同音異綴り・ひっかけ単語)を飛ばすと読めない

フォニックス基礎(42音)がある程度できているのに、
それでも英語が読めない
この場合、多くの子がこのステップで止まっています。
それが、
フォニックスの「応用」段階です。
実は、
「フォニックスをやれば英語は読めるようになる」
という考え方は、半分正解で、半分不正解です。
なぜなら、英語には
42音の基本ルールだけでは読めない単語が大量にあるからです。
同音異綴り|音は同じでも、つづりは1つじゃない
英語では、
同じ音でも、複数のつづり方があります。
たとえば「エイ」という音。
- ai(rain)
- ay(day)
- a_e(cake)
- ea(break)
42音だけで止まっていると、
「エイ=a」
という1つの認識で固まってしまいます。
その状態で rain や cake を見ると、
- どこで区切ればいいか分からない
- 知っている音なのに読めない
ということが起こります。
これは能力の問題ではなく、
「同じ音に、別のつづりがある」ことを
まだ整理していないだけです。
ひっかけ単語(≒ サイトワード)|ルール通りに読めない単語
さらに英語には、
フォニックスのルールに当てはまらない単語もあります。
たとえば、
- the
- was
- said
- come
これらを、
1音ずつルール通りに読もうとすると、
どうしてもおかしな音になります。
このタイプの単語を知らないまま多読に進むと、
- 毎回止まる
- 読むテンポが崩れる
- 自信をなくす
という状態になりやすくなります。
なぜ応用を飛ばすと伸びないのか
フォニックス基礎だけで読める単語は、
英語全体のほんの一部です。
それなのに、
- 42音が終わった
→ すぐ多読へ
と進んでしまうと、
子どもは毎回、
「これはルール通り?」
「例外?」
と考え続けることになります。
その結果、
- 読むスピードが上がらない
- 初見単語を避ける
- 当てずっぽう読みになる
という状態が起こります。
これは
フォニックスが足りないからではありません。
フォニックスの“範囲”が足りないだけです。
応用は「暗記」ではなく「整理」
ここで誤解されやすいのですが、
応用=単語をひたすら暗記すること
ではありません。
大切なのは、
- 同じ音には、いくつかのつづりがある
- ルール外の単語も、一定数ある
ということを、
子どもが「知っている状態」にすることです。
この整理が入るだけで、
「全部ルール通りに読まなくていい」
「知らない単語があっても大丈夫」
と、読むときの心理的ハードルが一気に下がります。
この段階で止まっている子のサイン
次のような様子が見られる場合、
❷の応用段階が抜けている可能性が高いです。
- フォニックスはやっている
- でも初見単語が読めない
- 英語の本を嫌がる
- 「これ、なんて読むの?」が多い
この状態で
「もっと読ませよう」「多読を増やそう」
としても、うまくいきません。
必要なのは、
量ではなく、整理です。
次の章では、
この応用を経たあとに進む
⑤ ステップ❸ 多読(意味理解)
についてお話しします。
⑤ ステップ❸ 多読の目的は「意味理解」

フォニックス基礎、そして応用を整理したあと、
最後に取り組むのが 多読 です。
ここで大切なのは、
多読の目的をはっきりさせること。
多読は「読む練習」だけはありません。
英語を“意味として理解する力”を育てる段階です。
多読=たくさん読めばいい、ではない
よくある誤解が、
「たくさん読ませれば、自然に読めるようになる」
という考え方です。
ですが、
フォニックス基礎や応用が不十分なまま多読を始めると、
子どもは読むたびに、
- 音を当てることに必死
- 読み方を考えることで頭がいっぱい
- 内容まで意識が回らない
という状態になります。
この段階でどれだけ本を読んでも、
「読めた」「分かった」という感覚は育ちません。
多読がうまく回り始める条件
多読が意味を持つのは、
次の状態が整ってからです。
- 文字と音の結びつきがある程度自動化されている
- 同音異綴りやひっかけ単語に必要以上に引っかからない
この状態になると、
子どもは読むときの意識を
「音」から「意味」へ移せるようになります。
すると、
- 1語1語を追わなくなる
- 文全体から意味を想像できる
- 知らない単語があっても止まらずに読める
という変化が起こります。
これは、
英語を日本語に訳さず、英語のまま理解し始めているサインです。
多読で育つのは「読解力」
この段階で育っているのは、
- 単語数
- 音読スピード
だけではありません。
本当に伸びているのは、
読解力(意味を取りにいく力)です。
- 話の流れを追える
- 登場人物の行動を理解できる
- 「面白い」「続きが気になる」と感じられる
こうした体験が増えることで、
読むことそのものが楽しくなり、
結果として読む量も自然に増えていきます。
多読はゴールではなく「加速装置」
多読は、
英語の自力読みのゴールではありません。
「音として読める」状態から、
「意味を理解しながら読める」状態へ進むための加速装置
です。
もし、
- 多読が続かない
- 最後まで読めない
- 内容を聞くと分かっていない
という場合は、
量を増やす前に、
❶❷の段階を見直す必要があります。
次の章では、
このロードマップを実際にたどって
英語が読めるようになった子の具体例を
ご紹介します。
⑥【体験談】3週間で英単語32語を自力読みできた小3のケース

ここで、実際にあったケースをご紹介します。
相談に来てくれたのは、小学3年生のママさん。
英語学習の経験はありましたが、
本人には強い自信がなく、どちらかというと
英語に苦手意識を持っていました。
Before|「フォニックスはやっているのに、読めない」
スタート前の様子は、決して特別なものではありません。
- 英語に苦手意識がある
- フォニックスは少し聞いたことがある程度
- 英単語はほとんど読めない
- 学習が習慣になりにくい
保護者の方も、
「やらせたい気持ちはあるけれど、
このままで大丈夫なのか分からない」
と不安を感じていました。
ここで大切なのは、
この状態は努力不足ではないということです。
Why|原因は「読む順番」を通っていなかったこと
実際に取り組みの様子を見てみると、
本人はとても真面目で、
言われたことはきちんとやろうとするタイプでした。
ただ、
- 音と文字の結びつきがあいまい
- 初見単語を見ると固まってしまう
という状態が見られました。
つまり、
英語が読めるようになるための土台(フォニックス基礎)が
まだ整理されていなかったのです。
そこで、
まずはフォニックス基礎(42音)を中心に、
音→文字の感覚を丁寧に作ることから始めました。
After|3週間で見えた大きな変化
取り組みを始めてから 3週間。
この期間で、
英単語32語を自分の力で読めるようになりました。
- 初めて見る単語でも、音から考えようとする
- 分からなくても止まらずに挑戦する
- 音を聞いて単語のスペルが分かる
完璧に読めるようになったわけではありません。
それでも、
「読めない」から「自分で読もうとする」
という姿勢への変化は、とても大きな一歩でした。
いちばんの成果は「自走する姿勢」
このケースで、
いちばん大きな変化はスキル以上に学び方でした。
- 1人でもくもくと取り組む
- 音を手がかりに考える
- 「先生に教えてもらう」から
「自分で読もうとする」へ
この切り替わりができたことで、
この先の応用や多読にも
無理なく進める状態が整いました。
英語が読めるようになるかどうかは、
才能ではなく、
正しい順番で土台を作れるかどうかです。
次の章では、
「じゃあ、うちの子は今どこで止まっているの?」
という疑問についてお話しします。
⑦ 今どこで止まっているかは、親だけでは判断できない

ここまで読んでくださった方の中には、
こんな気持ちが出てきているかもしれません。
- うちの子は、❶❷❸のどこなんだろう?
- フォニックスはやっているけど、十分なのかな?
- 多読に進んでいい段階? まだ早い?
実はこれ、とても自然な疑問です。
なぜなら、
「読めているように見える状態」と
「読む力が身についている状態」は、別物だからです。
「読めているように見える」だけのケース
たとえば、こんな状態。
- 覚えた単語は読める
- 何度も聞いた絵本は音読できる
- 英語の音をそれっぽく再現できる
一見すると、
「読めている」「順調そう」に見えます。
でも実際には、
- 初見単語で止まる
- 少し形が変わると読めない
- 内容を聞くと理解していない
ということも少なくありません。
これは、
音と文字の結びつきが“再現”止まりで、
“自力処理”になっていない状態です。
家庭では見分けにくい理由
家庭学習では、
- 親が先に読んでしまう
- 正解をすぐ教えてしまう
- できている部分に目がいきやすい
ということが起こりがちです。
そのため、
- 42音が不安定なのか
- 応用(同音異綴り・ひっかけ単語)が抜けているのか
- 多読に進む準備が整っているのか
を正確に切り分けるのは、とても難しいのが現実です。
努力を増やす前に、必要なのは「位置確認」
もし今、
- やっているのに成果が見えない
- このままでいいのか不安
- 何を優先すればいいか分からない
と感じているなら、
それは「もっと頑張る」サインではありません。
「一度立ち止まって、今の位置を確認する」サインです。
位置が分かれば、
- 足すべきこと
- 減らしていいこと
- 今やらなくていいこと
が自然と見えてきます。
次の章では、
そのために用意した
「読めない原因診断シート」について
ご案内します。
⑧【無料】読めない原因診断シートで次にやることを整理する

ここまで読み進めてくださった方は、
おそらくこんなことを感じていると思います。
- ロードマップは分かった
- でも、うちの子が今どこなのか分からない
- 何から手をつければいいか、迷ってしまう
これはとても自然な状態です。
なぜなら、
英語の「読める・読めない」は
家庭学習の様子だけでは判断しにくいからです。
そこで、
「読めない原因診断シート」を
LINE登録者限定で無料配布しています。
この診断シートで分かること
診断シートでは、簡単な質問に答えるだけで
- フォニックス基礎(42音)は足りているか
- 応用(同音異綴り・ひっかけ単語)が抜けていないか
- 多読に進んでいい段階か
といった
「今の位置」と「次にやるべきこと」を整理できます。
- 所要時間は3分
- 教材購入や勧誘はありません
- 今やっていることを否定しません
「もっと頑張らせる」前に、
「順番が合っているか」を確認するためのシートです。
こんな方におすすめです
- フォニックスをやっているのに読めない
- 多読を始めたけど、うまくいっていない
- 中学英語につながる読みの力をつけたい
- 家での取り組みを整理したい
当てはまるものが一つでもあれば、
一度診断してみてください。
下のリンクからLINEに登録すると、
すぐに診断シートを受け取れます。
⑨ まとめ|英語が読めないのは「才能」ではなく「順番」の問題

フォニックスをやっているのに、
英語がなかなか読めるようにならない。
その悩みは、
決して珍しいものでも、
お子さんの能力の問題でもありません。
英語の自力読みは、
- フォニックス基礎(42音)
- 応用(同音異綴り・ひっかけ単語)
- 多読(意味理解)
という順番を通って育ちます。
どこかのステップが抜けたまま進んでしまうと、
「やっているのに読めない」状態になってしまいます。
大切なのは、
これ以上頑張らせることではなく、
今どこで止まっているのかを知ること。
位置が分かれば、
家でやるべきことは自然とシンプルになります。
英語は、
正しい順番を通れば、
どの子も「自分の力で読める」ようになる言語です。
もし今、
少しでも迷いがあるなら、
まずは一度、診断シートで整理してみてください。
お子さんの読みの力が、
次に進むためのヒントが見つかるはずです。

