おうち英語ママ必見!園児と小学生がハマるおすすめの楽しい歌11選
「お子さんに英語を好きになってほしい」「楽しみながら英語に触れてほしい」…そんな願いを持つ親御さんは多いのではないでしょうか?しかし、具体的にどのように始めたらよいのか、教材や絵本を揃えても興味を引けないことが多く、英語の学習を続けるのは意外と難しいですよね。特に幼児期や小学生の年齢では、子どもが楽しく学べる工夫が重要です。とはいえ、親も仕事や家事、育児で忙しく、日常に英語を取り入れるのは簡単ではありません。
そんな時、手軽に英語学習を始められ、子どもが夢中になれる方法の一つが「楽しい英語の歌」です。特におすすめは「マザーグース」や「ナーサリーライム」と呼ばれる英語圏の童謡です。これらの歌は、親しみやすいリズムとシンプルな歌詞が特徴で、英語特有のイントネーションやリズムに自然と慣れることができます。マザーグースは特に昔から英語圏で親しまれてきた伝承歌のことで、シンプルで覚えやすく、リズミカルな音が子どもたちの心に響きやすいのが特徴です。ナーサリーライムは英語のリズムや音韻感覚を育てるために親子で楽しむ歌や詩を指し、親子で歌ったり、体を動かしたりしながら英語の音やリズムに慣れるのに適しています。
例えば、「Twinkle, Twinkle, Little Star」や「Humpty Dumpty」といった日本でも馴染みのある歌は、英語の韻やリズムを自然に覚えられるので、発音や聞き取り力の基礎を楽しく身につけられます。「BINGO」や「If You’re Happy and You Know It」など、体を使って遊べる歌も多く、歌いながら英語の音をしっかり感じ取ることができます。
私自身も長年英語教師として子どもたちに歌を取り入れてきましたが、最初は恥ずかしがっていた子も次第にリズムに乗り、授業の終わりには「もう一度歌いたい!」とリクエストが出るほど夢中になっていました。こうして歌を通して英語に親しむことが、英語の発音や聞き取りの基礎力を育てる上で非常に効果的です。
この記事では、お子さんに合った英語の歌を選ぶポイントや、おうちでの使い方、独自のテクニックもご紹介します。特別な教材を用意しなくても、マザーグースやナーサリーライムはYouTubeや音楽アプリで簡単に見つかるため、親子で気軽に英語の音やリズムに触れ、楽しく学ぶことができます。ぜひ、この記事を参考に、お子さんが英語を身近に感じられる第一歩として取り入れてみてください!
英語の歌を使ったおうち英語の効果:体験談と具体例
英語の歌を活用することで、子どもたちは楽しみながら自然に英語に親しむようになります。私が英語教師として教えていた時も、歌を使うことで子どもたちが英語に対して積極的になる様子をたくさん見てきました。歌はリズムやメロディがあるため、子どもにとって親しみやすく、覚えやすい特徴を持っています。
歌の効果で、自然に英語に親しむ子どもたち
授業の冒頭で「If You’re Happy and You Know It」や「The Wheels on the Bus」などの歌を毎回みんなで歌っていたのですが、これが英語に対する苦手意識を自然と薄めるきっかけになりました。特に、歌詞に合わせて手をたたいたり足を踏んだりする動作が入ることで、子どもたちはリズムに乗りながら楽しく体を動かし、英語のフレーズを自然と口ずさんでいくのです。動作を交えた歌は、「体験しながら覚える」という実践型の学びにもつながり、覚えやすさが倍増します。
「手をたたこう!」のフレーズが出るたびに、クラス全体が活気づき、楽しそうな笑顔が広がります。授業の最初は静かにしていた子どもたちも、歌を始めると声が次第に大きくなり、授業が始まる前から積極的に英語を使いたがるようになりました。「英語の授業=楽しい」と感じてもらうことで、最初は抵抗を持っていた子も、次第に自信を持ち始めたのがわかります。
BINGOを使った応用活動でクラスに一体感が
別の授業では「BINGOを歌いました。この歌は、犬の名前「BINGO」を一文字ずつ省略して「手をたたく」動作に置き換えていく楽しい歌で、単語を楽しく覚えるための工夫がしやすいのが特徴です。私は、子どもたちが飽きないように、「BINGO」の歌詞の応用として、いろいろな5文字の英単語や子どもたちの名前を使ってアレンジしました。
例えば、「APPLE」「SMILE」「STARS」「GREEN」「HEART」など、意味がわかりやすく覚えやすい単語を選びました。子どもたちは「A-P-P-L-E」と一文字ずつ歌いながら手をたたき、次第に文字を省略して手をたたく回数を増やしていく過程をとても楽しんでいました。
特に、新しい転入生が来た際には、その子の了承を得たうえで、クラスのみんなでその子の名前を歌詞に入れて歌いました。みんなで手をたたくタイミングや動きを合わせながら、その子の名前を元気よく歌うと、転入生もクラスの一員としてすぐに馴染むことができました。周りの子どもたちも「またやりたい!」とリクエストするほどで、クラス全体が笑顔であふれ、一体感が生まれた瞬間でした。歌を通して、子どもたち同士の絆も自然と深まるのを感じました。
日常生活でも英語が使われるようになる
授業中に歌った英語の歌は、クラスの中だけでなく、家庭でも自然と口ずさむきっかけになりました。保護者の方からも、「授業で歌った歌を、家でもずっと歌っています。」といった声が多く寄せられました。中には、授業で英語の歌を学んで以来、「おうちでも英語の歌をかけて!」と子どもがリクエストするようになったというご家庭もありました。そのお子さんは英語の歌にすっかり夢中になり、家でも親子で一緒に歌う時間が日課となったそうです。家庭での英語学習が楽しい時間として定着していくのは、親御さんにとっても嬉しいことでしょう。
このように、子どもたちは歌を通して親しんだフレーズやリズムを、自然と生活の中で繰り返し口ずさんでいくようになります。単に「覚えなきゃ」と構えるのではなく、楽しみながら学べることが、英語教育においてとても大切なポイントです。
英語に苦手意識があった子も元気よく歌うように
また、私が教えていたクラスには、「英語が苦手」と言っていた小3の男の子もいました。彼は、最初は英語の授業に消極的で、声を出すのも恥ずかしがっていました。しかし、授業でみんなと一緒に「BINGO」を歌い始めると、少しずつリズムに乗って楽しむようになり、気づけば自ら元気よく歌う姿が見られるようになりました。授業が終わるころには、「先生、また歌いたい!」と笑顔でリクエストしてくれるまでに変化したのです。英語に対する抵抗感が少しずつなくなり、「自分にもできる!」という自信が芽生えていく姿を見て、歌の力が子どもたちに与えるポジティブな影響を改めて感じました。
英語の歌がもたらす効果
英語の歌を通じて学ぶことには、単に英語のフレーズや単語を覚える以上の付加価値があります。子どもたちにとって、歌は楽しみながら自然に言語のリズムや発音に触れる絶好の方法ですが、そこにはさらに多くの学びの要素が詰まっています。特に「マザーグース」の歌は、日本のわらべ歌のように英語圏の文化に深く根付いているため、言葉そのものだけでなく、文化や習慣も同時に感じ取ることができるのです。
1. マザーグースに込められた「韻(ライミング)」と「頭韻(アリタレーション)」の重要性
マザーグースの歌には「ライミング」(同じ音で終わる単語の繰り返し)や「アリタレーション」(同じ音で始まる単語の連続)が豊富に取り入れられており、英語のリズム感や音の心地よさを感じるのに役立ちます。例えば、「Hickory Dickory Dock」では「Hickory」と「Dock」が耳に残るリズムを生み出し、自然に英語の音の感覚を身につけられます。また、「Peter Piper picked a peck of pickled peppers」は、Pの音が連続することで発音練習にも最適な韻とリズムが特徴です。こうした音の感覚は、英語の発音やリズムの基礎を養う上で大変効果的で、楽しみながら身につけることができます。
2. 短いフレーズの繰り返しで記憶に残りやすい
マザーグースの歌は短く、同じフレーズが繰り返されるため、子どもが覚えやすいのも大きな特徴です。たとえば「Humpty Dumpty」や「Baa, Baa, Black Sheep」はリズミカルで、繰り返しのフレーズによって自然に英語のリズムと音に親しむことができます。短いフレーズを繰り返し歌うことで、発音や単語が記憶に残りやすくなり、日常生活でも気軽に使えるようになる点も魅力です。たとえば「Humpty Dumpty」をぬいぐるみと一緒に歌うなど、日常の遊びの中で英語に触れることもできます。
3. 英語の音の楽しさを体で感じることができる
マザーグースの歌は、リズムに合わせて体を動かすことで、言葉のリズムを体で感じることができます。たとえば「Ring a Ring o’ Roses」では、歌に合わせて手をつなぎ回る動作を加えることで、音とリズムが一体化し、歌が楽しいものとして体感できます。また、「Here We Go Round the Mulberry Bush」は、歌に合わせて体を動かすことで英語のリズム感を身につけられる優れた例です。このように、体を動かしながら歌うことで、単なる勉強ではなく、英語を「楽しいもの」と感じることができ、家庭での学習が続きやすくなります。
4. 家庭での英語学習が楽しく長続きするポイントに
マザーグースの歌のように、短くて楽しい歌は家庭でも取り入れやすく、親子で一緒に英語に触れる時間を作ることができます。「勉強」として取り組むとどうしても負担に感じやすいですが、楽しい歌を親子で歌う時間は特別な思い出にもなり、学習意欲を引き出すためのきっかけにもなります。
英語の歌は「ながら学習」にも最適です。家事をしているときや寝る前のリラックスタイムにYouTubeや音楽アプリでマザーグースを流すだけで、子どもたちは自然とリズムに乗りながら英語に触れることができるので、忙しい親御さんにもぴったりです。こうした日常のちょっとした工夫で、英語が子どもにとって「自然なもの」「身近なもの」になっていきます。
園児と小学生がハマるおすすめの英語の歌11選
1. Twinkle, Twinkle, Little Star
「Twinkle, Twinkle, Little Star」は、星を見上げる可愛らしい内容の歌で、親しみやすいメロディとリズムが特徴です。この歌は、リズム感と発音を学ぶのに非常に適しています。歌詞に繰り返しが多く、覚えやすいため、初めて英語を学ぶ子どもにもぴったりです。また、「twinkle」や「star」など、簡単な英単語をリズムに乗せて自然に覚えられます。寝かしつけの際にもよく使われるこの歌は、リラックスしながら英語に触れる時間をつくることができるのも魅力です。
2. If You’re Happy and You Know It
この歌は、動作と合わせて楽しく歌えることで、子どもたちの体を使った学習を促します。「If you’re happy and you know it, clap your hands!」のように、手をたたく、足を踏み鳴らすといった指示が含まれており、英語のフレーズを覚えながら身体を動かせるのが特徴です。楽しくリズムに合わせて動くことで、英語の指示に従う経験が積めるため、リスニング力を育むのにも役立ちます。体を使うことで、英語の歌が身近なものとして親しみやすくなります。
3. BINGO
「BINGO」は、犬の名前を歌いながら一文字ずつ省略していく歌です。歌詞が「B-I-N-G-O」のように、スペルを音として覚えられるため、アルファベットや英単語に親しむための入り口としてもぴったりです。この歌では、最後に省略した文字の代わりに手をたたいたり、足を踏んだりといった動作を加えることができるので、子どもたちは身体を動かしながら自然に英語に触れることができます。楽しくアルファベットの構成や音に慣れ親しむ経験が積める一曲です。
4. Row, Row, Row Your Boat
「Row, Row, Row Your Boat」は、舟を漕ぐイメージの歌で、シンプルなフレーズとリズムが繰り返されます。この歌は、短いフレーズとゆったりとしたメロディで構成されているため、小さな子どもでも歌いやすく、リズム感も育まれます。また、「row」「gently」「stream」といった簡単な英単語を自然に覚えるきっかけにもなります。友達や家族と一緒に歌うことで、親子で英語に触れる楽しい時間を過ごせる曲です。
5. Pat-a-Cake, Pat-a-Cake
手遊び歌として親しまれる「Pat-a-Cake, Pat-a-Cake」は、親子で手を合わせながら楽しむことができます。歌詞に「Pat-a-cake, pat-a-cake, baker’s man」というリズムが含まれており、リズミカルに手をたたく動きが楽しいポイントです。また、簡単なフレーズとリズムがあるため、小さな子どもでもすぐに覚えられ、親子でスキンシップを取りながら英語に親しむことができます。特に「pat」「bake」「cake」といった身近な単語を覚えるのにも役立ちます。
6. Humpty Dumpty
「Humpty Dumpty」は、壁から落ちてしまうキャラクターを描いた有名なマザーグースの歌です。この歌は短く、ストーリー性があるため、子どもたちは内容に興味を持ちやすく、何度も聴くことで自然に英語のフレーズが頭に入ります。「fall」「wall」「men」などの単語が簡潔に覚えられ、歌詞を通して英語のリズムにも親しむことができます。少しユーモアがある歌詞なので、歌いながらクスッと笑えるのも楽しいポイントです。
7. Old MacDonald Had a Farm
「Old MacDonald Had a Farm」は、動物の鳴き声を交えながら歌う歌で、子どもたちが英語の単語を楽しく覚えるのに役立ちます。「E-I-E-I-O」のフレーズが印象的で、リズムに乗りやすいため、幼児から小学生まで幅広い年齢層に人気です。また、英語での動物の名前と鳴き声(例:「moo moo」や「quack quack」)も学べるため、親子で楽しめるだけでなく、実際の発音に触れる機会としても優れた一曲です。
8. The Wheels on the Bus
「The Wheels on the Bus」は、日常生活に即した内容の歌で、バスの車輪やドア、ワイパーなどが動く様子を歌詞にしています。この歌は、動詞や名詞の基本的な語彙をリズムに合わせて楽しく学べるのが特徴です。また、「round and round」「up and down」といったフレーズが何度も繰り返されるため、自然と単語や表現が記憶に残りやすいです。動作を交えながら歌うことで、言葉と動きを関連付けて覚えることができ、理解を深めます。
9. Mary Had a Little Lamb
「Mary Had a Little Lamb」は、可愛らしい子羊と少女の話を歌った歌です。短くシンプルな歌詞が特徴で、覚えやすいため、英語初心者の子どもたちにも親しみやすい内容です。「little lamb」「snow」「school」といった基礎的な単語が覚えられるほか、韻を踏んでいるので、英語のリズムを学ぶのにも効果的です。穏やかで優しいメロディなので、落ち着いて英語に触れられる時間を作りたいときに最適です。
10. Do You Know the Muffin Man
「Do You Know the Muffin Man」は、親しみやすいメロディと歌詞が特徴のマザーグースの歌です。この歌は「Do you know the muffin man, the muffin man, the muffin man?」と同じフレーズが繰り返され、子どもたちが簡単に歌詞を覚えられるようになっています。また、「muffin」「man」「lives」といった基礎的な英単語が含まれており、リズムに乗りながら英単語や表現を自然に覚えられるのもメリットです。
11. London Bridge Is Falling Down
「London Bridge Is Falling Down」は、橋が落ちてしまう様子を描いた伝統的な歌です。この歌は、歌詞に動きや情景が多く含まれているため、子どもたちがイメージしやすい内容です。また、同じフレーズが繰り返されるため、英語のリズム感を養うのにもぴったりで、「falling」「down」「bridge」といった日常的な単語を覚えることができます。歌に合わせて手をつないで遊ぶことで、体を動かしながら学べるのも楽しいポイントです。
まとめ・Q&A
英語の歌を通じて子どもたちに英語を楽しく学んでもらう方法は、手軽に始められるだけでなく、日常生活に自然に取り入れやすいのが魅力です。今回ご紹介した11曲は、リズムやメロディ、動作を通じて英語特有の発音や表現に触れる絶好の機会を提供します。親子で一緒に歌うことで、親密な時間を過ごしながら、無理なく英語への関心を育むことができます。歌を活用して、おうちで楽しく英語に親しんでいきましょう!
特に、マザーグースの歌詞には英語圏の文化や歴史的な背景が込められているものも多く、英語そのものだけでなく異文化に触れるきっかけとしても役立ちます。親子でリズムに合わせて動作を取り入れることで、子どもたちはより深く英語を楽しみながら学ぶことができますよ。
Q&A
- 何歳から英語の歌を始めるのが良いですか?
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0歳から取り入れられます。お腹の中にいるときからでも大丈夫です。赤ちゃんや幼児にとって、音のリズムやメロディに触れるのは、言語習得の基礎となる重要な体験です。短くてシンプルなフレーズから始めると、自然に耳が慣れていきます。
- 家でどのように英語の歌をかけたら良いでしょうか?
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日常のあらゆる場面で気軽に取り入れてみましょう。朝の支度中、家事をしているとき、寝る前など、隙間時間にYouTubeや音楽アプリを使って流すだけで大丈夫です。親御さんもリラックスしながら一緒に歌ってみてください。
- 英語の発音が苦手な親でも歌っていいのですか?
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英語が苦手な場合も問題ありません。音声を使いながら親御さん自身も楽しんで口ずさむと、子どもたちの楽しい気持ちを育て、発話を促すことができます。子どもと一緒に楽しむ姿勢を大切にすると良いでしょう。
- マザーグース以外の歌も有効ですか?
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もちろん、他の英語の童謡や人気のアニメソングなども有効です。ただし、マザーグースはシンプルで覚えやすい構造や繰り返しが多く、英語の基礎となるリズムや音に優れているため、とりいれやすく効果が出やすいです。