「子どもにジョリーフォニックスでフォニックス学習を始めてみたけど、絵本はどの本から選べばいいの?」
そんな疑問をお持ちの保護者の方に向けて、この記事ではジョリーフォニックスのレベル別絵本を丁寧にご紹介します。学習の進み具合に合わせた本選びができれば、お子さんの英語力はぐんぐん伸びていきます。
なお、Jolly Phonics Readers は Apple Books(アップルブックス)でも購入可能です。1冊あたり約50円程度とリーズナブルで、本棚に本が増えないうえ、iPadやiPhoneでいつでもどこでも読めるのでとても便利です。ぜひ活用してみてください。
この記事でわかること
- フォニックス学習と絵本の読み方を組み合わせるおすすめの理由
- 「Decodable Books(デコーダブルブックス)」とは何か
- Jolly Phonics Readersのレベル構成(全6段階)と各特徴
- 「はじめてのジョリーフォニックス」に合わせた本の選び方ロードマップ
- 本に登場する「薄い文字」の読み方
フォニックスを学んだら、絵本を読んでみよう!
ジョリーフォニックスで音を学んだら、ぜひ絵本(Decodable Books)を並行して取り入れることをおすすめします。その理由は3つあります。
① 「読めた!」という自信につながる
習ったフォニックスの音やトリッキーワーズを実際の文章の中で使うことで、「自分で読めた!」という達成感が生まれます。この体験の積み重ねが、英語への自信と意欲を育てていきます。
② 文字と意味がつながっていく
単語を音として読めるだけでなく、文脈の中で意味を理解することで、「文字を読む力」と「意味を理解する力」が同時に育ちます。
③ 英語を「自動的に読める」脳が育つ
たくさんの英単語・英文に繰り返し触れることで、見た瞬間に自然と読めるようになっていきます。これはスポーツや楽器の練習と同じで、反復が自動化につながります。
Decodable Books(デコーダブルブックス)って何?
Decodable Books という言葉を聞いたことはありますか?
- decode(ディコード) = 解読する
- able = できる
- books = 本
つまり、「解読することができる単語で書かれた本」のことです。フォニックスを学んだお子さんが、習った知識を使って自分の力で読み進められるように設計された絵本です。
Jolly Phonics Readers はまさにこの Decodable Books の代表格。各レベルで習ったフォニックスの音・トリッキーワーズだけを使って本文が書かれているため、「難しすぎて読めない」「簡単すぎてつまらない」という状況が起きにくいのが特徴です。
Jolly Phonics Readersのレベル構成
Jolly Phonics Readers(JP Readers)は、レベル0〜5の6段階で構成されています。レベルごとに、以下の3つの分野の本が揃っています。
- ノンフィクション(Our World):動物・自然・科学など
- ジョリーフォニックスキャラクターのフィクション(Inky Mouse など)
- 一般フィクション(Folktales などの民話・物語)
同じレベルの中でも好みや気分に合わせて選べるので、読み続けるモチベーションが保ちやすくなっています。
レベル別の特徴
Little Word Books(レベル0) ── まず「音を読む」ことに慣れる
対象:ジョリーフォニックスをはじめたばかりのお子さん
42の基本の音を使って単語を読む練習に特化した絵本です。文章はまだなく、絵がメインで構成されているため、英語が初めてのお子さんでも安心して取り組めます。
- 小文字のみで構成
- 全14冊(6音ごとに2冊ずつ)
- 単語のディクテーション(書き取り)練習ページあり
「読む」「書く」の基礎固めに最適なスタートセットです。
Amazonで見るJP Readers オレンジレベル(レベル0) ── はじめて「文章」を読む喜びを
対象:はじめてのジョリーフォニックス1で42音を学び始めたお子さん
オレンジレベルから、ついに文章が登場します。大文字も出てきて、英語らしい表現に近づいていきます。最後の3冊ではトリッキーワーズも導入され、自然に例外単語を覚えていけます。
- 全21冊(6音ごとに3冊ずつ)
- 各冊の最後に理解度チェッククイズあり
- 最後の3冊でトリッキーワーズ7語を習得
「文章が読めた!」という体験がお子さんの大きな自信につながります。
Amazonで見るJP Readers ピンク・赤レベル(レベル1) ── お話を読む楽しさへ
対象:初めてのジョリーフォニックス1を終えて、文章を読み始めてきたお子さん
フィクション(物語)とノンフィクションの両方が読めるようになります。人気キャラクター「インキー(ネズミ)」が登場する物語も収録されており、読む意欲が続きやすいのが特徴です。
- インキーのフィクション物語・一般フィクション・ノンフィクションの3分野
- 全8ページ構成(コンパクトで読みやすい)
- トリッキーワーズ11語まで対応
JP Readers 黄色・緑レベル (レベル2・3)── 物語に深みが出てくる
対象:はじてのジョリーフォニックス2を学び始めて、文章に慣れてきたお子さん
ページ数が12〜16ページに増え、物語の内容が豊かになります。緑レベルになると文章量が絵を上回るようになり、英語の本らしい読みごたえが出てきます。
- 黄色:新フォニックス2音を追加、全12ページ
- 緑:新フォニックス5音を追加、全16ページ、トリッキーワーズ20語
- 「三匹のやぎのがらがらどん(The Three Billy Goats Gruff)」など民話も登場
JP Readers 青レベル(レベル4) ── 有名な昔話が読める!
対象:はじめてのジョリーフォニックス2を終えて、長い文章も読めるようになってきたお子さん
「大きなかぶ(The Enormous Turnip)」など、誰もが知っている名作が読めるようになります。新フォニックスの音が12音と一気に増え、読める表現の幅が大きく広がります。
- 新フォニックス12音を習得
- 全16ページ構成
- 知名度の高いお話で達成感を味わえる
JP Readers 紫レベル(レベル5) ── ここまで来たら、色んな本が読める
対象:英語の本を自分で楽しめるようになったお子さん
紫レベルはジョリーフォニックスの最終ステージです。新フォニックス10音を習得し、ノンフィクションを中心により実用的な英語の読み物に挑戦できます。
- 新フォニックス10音を習得
- 全16ページ構成
- このレベルをクリアすれば、市販の児童書にも挑戦できる力がつきます
「はじめてのジョリーフォニックス」との対応表
JP Readersをどのタイミングで導入すればいいか迷う方のために、「はじめてのジョリーフォニックス」テキストとの対応をまとめました。
| はじめてのJPの進み具合 | おすすめのリーダーズ |
|---|---|
| 1巻の途中 | Little Word Books、JP Readers オレンジレベル |
| 1巻を終了したら | JP Readers ピンクレベル、赤レベル |
| 2巻の途中 | JP Readers 黄色レベル、緑レベル(2巻の前半終了) |
| 2巻を終了したら | JP Readers 青レベル |
| 発展レベル | JP Readers 紫レベル |
テキストの学習が進んだタイミングで、対応するリーダーズを導入していくのがおすすめです。
本に出てくる「薄い文字」は読まなくてOK!
Jolly Phonics Readers の絵本を見ると、一部の単語の文字が薄くなっていることに気づきます。たとえば “purple” の最後の e が薄い色で印刷されているのがその例です。
これは、「この文字は実際には発音しない」ということを視覚的に示しているサインです。お子さんが「なんでこの文字は薄いの?」と聞いてきたら、「この文字は声に出して読まなくていいんだよ」と教えてあげてください。
混乱しやすいポイントですが、薄い文字は無視して読むのが正しい読み方です。
まとめ
ジョリーフォニックスの絵本(Decodable Books)は、フォニックス学習と組み合わせることで最大の効果を発揮します。
100個の単語を丸暗記しても100単語しか読めませんが、フォニックスで42の音を覚えて読み方のパターンと例外単語を覚えると、中学英語の7割が読めるようになります。この「音で読む力」と「絵本で読む体験」を掛け合わせることが、お子さんの英語力を大きく伸ばすカギです。
ぜひ「はじめてのジョリーフォニックス」のテキストと対応表を参考にしながら、お子さんのペースで一歩一歩レベルを上げていってください。
参考:Jolly Phonics 公式シリーズ(Jolly Learning Ltd.)
