
小5になってから、
「英語がわからない…」
「授業についていけない…」
とお子さんが言うようになっていませんか?
小学校英語が本格的に始まる5年生は、英語につまずく子が増える学年です。
実際に私は元小学校英語教員として、これまで述べ3,000人以上の子どもたちを見てきましたが、小5で急に英語が苦手になる子には共通点がありました。
そして、その多くは「英語の才能がない」わけではありません。
むしろ、
- 学習内容が変わった
- 今までの勉強法では難しくなった
- 読む・書く力が十分育つ前に先へ進んでしまった
といった理由でつまずいているケースがほとんどです。
この記事では、
- 小5で英語が急にわからなくなる原因
- 家庭でできる対策
- 実際の相談事例
について、わかりやすく解説します。
小5で英語がわからなくなるのは珍しくありません
「うちの子だけでしょうか?」
個別相談でよくいただくご質問です。
しかし、小5で英語がわからなくなるのは決して珍しいことではありません。
むしろ、小学校英語が本格的に始まることで、多くの子どもたちが戸惑います。
それまでの外国語活動では、
- 英語を聞く
- 英語を話す
- ゲームや歌を楽しむ
ことが中心でした。
一方で、小5になると、
- 英語を読む
- 英語を書く
- 英語のルールを理解する
ことが求められるようになります。
さらに、覚える単語や表現も増えていきます。
そのため、
「今までは楽しくやっていたのに急にわからなくなった」
「英語が嫌だと言うようになった」
という子が増えるのです。
実際、私が小学校で英語を教えていたときも、小5で初めて「英語が苦手」と感じ始める子をたくさん見てきました。
ですから、もしお子さんが今つまずいているとしても、
「英語の才能がないから」
「うちの子だけできないから」
と考える必要はありません。
まずは、なぜわからなくなったのか、その原因を知ることが大切です。
小5で英語が急にわからなくなる3つの原因
原因① 学習内容が一気に難しくなる
小5になると、英語で扱う内容が大きく変わります。
例えば、
- Can you play soccer?
- When is your birthday?
- Where do you want to go?
などの表現が登場します。
これまでは単語を知っていれば参加できた活動も、文章として理解する力が必要になってきます。
また、
- 月
- 曜日
- 教科
- 職業
- 場所
など覚える単語数も増えていきます。
子どもからすると、
「急に難しくなった」
と感じやすい時期なのです。
そのため、小5で英語がわからなくなったとしても不思議なことではありません。
まずは親御さん自身が、
「今までと求められる力が変わったんだな」
と理解してあげることが大切です。
原因② 暗記だけでは追いつかなくなる
低・中学年の頃は、
- Hello.
- Thank you.
- Good morning.
など、よく使う表現を覚えるだけでも対応できます。
しかし小5以降は、新しい単語や文章が次々に出てきます。
そのため、
「とにかく覚える」
だけでは限界が来ます。
例えば、
Can you play soccer?
を覚えたとしても、
Can you play tennis?
Can you swim?
Can you cook?
と応用できなければ、学習はどんどん苦しくなっていきます。
実際、英語が苦手になってしまう子の中には、
一生懸命覚えているのに追いつかない
という状態になっている子も少なくありません。
努力不足ではなく、学び方を見直すタイミングなのです。
原因③ 読む・書く力が十分育つ前に先へ進んでいる
私がこれまで相談を受けてきた中で、最も多い原因がこれです。
英会話教室に通っている子でも、
英語が得意だと思われている子でも、
実は読むことや書くことにつまずいているケースがあります。
例えば、
dog
book
cat
など、見たことのある単語は読めます。
しかし、
初めて見る単語になると読めない。
書こうとしても書けない。
そんな状態の子は少なくありません。
日本語なら、ひらがなを覚えると初めて見る言葉でも読めるようになります。
しかし英語は、文字と音のルール(フォニックス)を知らなければ、自分で読むことができません。
そのため、
【覚えた単語は読める】
でも、
【初めて見る単語は読めない】
という状態になりやすいのです。
小5になると教科書の単語や文章が増えるため、この「読む・書く力」の差が表面化してきます。
実際の個別相談でも、
「英会話には通っていたけれど、自分で読んだり書いたりすることが苦手でした」
というケースは少なくありません。
そして、この部分を整えることで、英語への苦手意識が改善していくお子さんも多いのです。
親が家庭でできる3つの対策
ここまで読んで、
「じゃあ、どうしたらいいの?」
と思われた方もいるかもしれません。
小5で英語がわからなくなったとしても、今からできることはたくさんあります。
実際に、私のもとに相談に来られたお子さんの中にも、小5や小6から取り組みを始めて、自信を取り戻した子がたくさんいます。
まずは次の3つを意識してみてください。
対策① 英語嫌いにさせない
まず一番大切なのは、英語嫌いにさせないことです。
お子さんが
「英語わからない」
と言ったとき、
つい
「ちゃんと勉強したの?」
「この前やったよね?」
と言いたくなることもあるかもしれません。
しかし、子ども自身も困っています。
わからないことが続くと、
「自分は英語が苦手なんだ」
と思い込んでしまうことがあります。
だからこそ、
「難しくなってきたよね」
「一緒にできることを考えてみようか」
と寄り添うことが大切です。
英語の力は後から伸ばせます。
でも、一度失った自信を取り戻すには時間がかかります。
まずはお子さんの気持ちを受け止めてあげてください。
対策② 音読を習慣にする
次におすすめなのが音読です。
音読というと、
「長い時間やらなければいけない」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
まずは1日5分でも十分です。
学校の教科書でも構いません。
大切なのは、
英語を見て
声に出して
読む経験を積むことです。
音読を続けることで、
・英語のリズム
・英語の音
・よく出てくる表現
に自然と慣れていきます。
また、保護者の方が全部教えようとしなくても大丈夫です。
まずは「読む習慣」をつくることを目標にしてみてください。
対策③ 読む力を育てる
小5以降に最も大切になるのが「読む力」です。
なぜなら、中学校では教科書を自分で読みながら学習を進めていくからです。
もし、
・覚えた単語しか読めない
・初めて見る単語は読めない
という状態のままだと、
学年が上がるほど苦しくなってしまいます。
だからこそ、
「どう読むのか」
を学ぶことが大切です。
私はこれまでたくさんのお子さんを見てきましたが、
読む力がついてくると、
新しい単語にも挑戦できるようになり、
英語への自信がついてくる子が多くいました。
逆に言えば、
英語が苦手に見えていた子でも、
実は読む力が十分育っていなかっただけ
というケースも少なくありません。
もし今、
「英語をやっているのに読めない」
「ローマ字読みになっている」
「単語がなかなか覚えられない」
という状態なら、
まずは読む力に目を向けてみることをおすすめします。
実際にあった相談事例
以前、小学5年生のお子さんの保護者の方からご相談をいただきました。
お子さんは英語の授業がだんだんわからなくなり、
「英語嫌だな」
と言うようになっていました。
英会話もやったことがありましたが、学校の授業では自信を持てず、新しい単語が出てくるたびに困っていたそうです。
詳しく見てみると、単語を覚えることはできても、自分で英語を読んだり書いたりすることにつまずきがありました。
そこで、音のルールを学びながら、自分で読む練習を少しずつ進めていきました。
すると、新しい単語が出てきても、
「これ読めるかも」
と挑戦する姿が見られるようになり、
お子さんからも、
「以前より英語への苦手意識が減りました」
というご報告をいただきました。
英語が苦手だったのではなく、
読んだり書いたりする土台が十分育っていなかっただけだったのです。
小5からでも十分間に合います
ここまで読んで、
「うちの子も当てはまるかもしれない」
と思われた方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
小5からでも十分間に合います。
実際に私はこれまで、小5や小6から読み方を学び始めて、自信を取り戻したお子さんたちをたくさん見てきました。
大切なのは、
「もっと頑張らせること」
ではなく、
「どこでつまずいているのかを知ること」
です。
もし、
- 英語の授業がわからない
- 英語が嫌だと言い始めた
- 単語が覚えられない
- 読めない・書けない
- 中学英語が心配
という状態なら、
お子さんの努力不足ではなく、学び方や順番に原因があるかもしれません。
早めに気づいてあげることで、お子さんは再び自信を取り戻すことができます。
まとめ
小5で英語が急にわからなくなる主な原因は次の3つです。
- 学習内容が一気に難しくなる
- 暗記だけでは追いつかなくなる
- 読む・書く力が十分育つ前に先へ進んでいる
そして、多くのお子さんは「英語が苦手」なのではなく、「どこでつまずいているのかわからない状態」になっています。
もし今、お子さんが英語で困っていたとしても、悲観する必要はありません。
原因がわかれば、対策も見えてきます。
そして、小5からでも小6からでも決して遅くはありません。
お子さんに合った方法で、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。
お子さんの英語のつまずきをチェックしてみませんか?

お子さんが読めない理由は、
一人ひとり異なります。
LINEでは無料で、
- 読めない原因タイプ診断
- 家庭でできる具体的な対策
をお届けしています。
原因が分かるだけでも、
関わり方は大きく変わります。
LINEに登録して、ぜひ「読めない原因診断シート」を
こちらから受け取ってみてくださいね。
\3分でできます/
元小学校英語教員として、これまで3,000人以上の子どもたちを見てきましたが、英語は順番がとても大切です。
焦らなくて大丈夫です。
お子さんに合ったペースで、一緒に進んでいきましょう。
